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世界フィギュア2013ロンドン大会 [フィギュアスケート]

カナダのロンドンで世界フィギュアスケート選手権大会が開催され、男子シングルに出場した羽生
結弦選手が244.99点で4位、高橋大輔選手が239.03点で6位、無良崇人選手が234.18点で8位、
また女子シングルの浅田真央選手が196.47点で3位、村上佳菜子選手が189.73点で4位、鈴木
明子選手が164.59点で12位という結果となり、男女共に五輪の出場枠を3枠確保しました。

男子の優勝は267.78点でパトリック・チャン選手。SPで世界歴代最高得点を叩き出し、3連覇を達
成しました。続いて2位は僅差の266.48点でデニス・テン選手、3位は249.06点で欧州王者のハビ
エル・フェルナンデス選手。テン選手とフェルナンデス選手は世界選手権は初の表彰台ですね。
正直、チャン選手とフェルナンデス選手のメダル獲得の可能性は予測していましたが、テン選手が
銀メダリストになるとは思っていなかったです。SPもFSもまさにノーミス、素晴らしい演技でした。

羽生選手はSPは9位と出遅れましたが、FSで巻き返し順位を上げました。インフルエンザや怪我
の影響で調子が万全ではないと言われる中、より良い結果を残すためにはどうすべきか分かって
いる頼もしい日本のエースです。無理せず、しっかり怪我を治して欲しいと思います。
個人的に、高橋選手のSP「月光」は未だにピンときません。以前のほうが良かったような。。。
そして無良選手のジャンプ、特に3Aは高さがあって綺麗ですね。FSの演技もとても良かったです。

一方、女子の優勝は2年ぶりの世界選手権出場となったキム・ヨナ選手。SPの3Fがe判定を受け
た以外ミスの無い貫禄の演技で、218.31点という高得点をアークして2度目の優勝を飾りました。
さすが五輪金メダリスト、「お見事」と言うしかないような圧勝でしたね。相変わらず「点数高過ぎ」
「八百長」などと騒ぐ人達もいるようですが、キム選手の点数だけを見ると確かに高いものの、浅
田選手の得点から相対的に判断すると特に違和感は覚えないです。
そして2位は197.89点でカロリーナ・コストナー選手。アクシデントあり、転倒ありでしたが、流れる
ようなスケーティングに加え、近年は演技から硬さが取れて一段と優雅になったように感じます。

浅田選手の3AはSPでもFSでもツーフットでしたが認定され、SPでは加点までついていますね。
ちなみに、SPの3AのGOEは-2~+2でジャッジによってバラバラです。長年、誤魔化す技術に磨き
をかけてきた甲斐があったとでも言うところでしょうか。ただ、私としては、爪先をほんの少しつくだ
けでも片足より遥かに安定することを鑑みると、ツーフットは転倒よりは多少ましという程度の失敗
ジャンプだと思います。浅田選手は常習的に転倒防止策のツーフットを繰り返していますが、片足
で着氷できないジャンプを普通は「跳べる」とは言わないと思うのですけれどね。

そして、今大会に出場した選手達の中で、村上選手の4位という成績は立派だったと思います。
特にステップで始まるSPはなかなか趣があり、後半の3T-3Tも決まれば実に見応えがあります。
正直なところ、シーズン序盤この構成に対して少々懐疑的だった自分を反省しています。
鈴木選手は、来季はご本人の納得のいくシーズンで現役を終えることができるといいですね。
また、忘れてはならないのが7位のジジュン・リー選手。まさに観客を魅了する氷上の妖精でした。

ところで、アメリカ女子が念願の3枠を獲得した一方で、ロシア女子が2枠に減らしてしまいました。
有望な若手が続々出てくる中、ロシアは国内の代表争いがいっそう激しくなりそうです。

2013年5月8日追記:
4月に行われた国別対抗戦後、浅田選手がソチ五輪後の引退を仄めかしたようです。アスリートと
してはピークを過ぎていると思われるので自然な成り行きではありますが、同大会での精彩を欠く
演技を観るにつけ、本当にジャンプが苦手なんだなと思いました。もともとチート技術で誤魔化した
歪なジャンプしか跳んでいないことを自覚した上でソチに向けた戦略を立ててもらいたいものです。

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2013 [フィギュアスケート]

イタリアのミラノで世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会が開催され、男子の宇野昌磨
選手が187.08点で7位、日野龍樹選手が176.85点で10位、女子の宮原知子選手が147.42
点で7位、本郷理華選手が142.62点で9位という結果になりました。
また、日本はアイスダンスとペアには出場しませんでした。

男子シングルはアメリカが表彰台を独占。優勝は228.32点でジョシュア・ファリス選手、2位
は224.15点でジェイソン・ブラウン選手、そして3位は204.34点で大森勝太郎選手。
ブラウン選手は個性的な選手ですね。昨季世界ジュニアでは3A無しでしたが、今季は見事
に成功させました。ファリス選手と大森選手の演技は、正直あまり印象に残らなかったです。
宇野選手の表現力には天賦の才を感じます。現在15歳、3Aの習得が待たれます。
そして、当初出場を予定していたハン・ヤン選手がシニアの補欠に変更となり、ちょっと残念
でした。ナン・ソン選手に頑張って2枠を取ってもらい、2人で五輪に行けるといいですね。

一方、女子はロシアが表彰台を独占。優勝は169.71点でエレーナ・ラディオノワ選手、2位は
165.67点でユリア・リプニツカヤ選手、そして3位は160.32点でアンナ・ポゴリラヤ選手。
ラディオノワ選手のFSを気に入ってリピートしています。エレメンツの素晴らしさは言うに及ば
ず、14歳とは思えぬ表現力と身のこなし。ジュニア選手の演技に見惚れることは滅多にない
のですが、すっかり虜になってしまった感じです。年齢的にソチに間に合わないのが残念。
リプニツカヤ選手はSPのジャンプミスが痛かったですが、FSを手堅くまとめたのは流石です。
ポゴリラヤ選手は14歳にしては容姿も演技も大人っぽくて、シニアに上がっても違和感がな
さそう。それにしても、ロシアの若手女子の層の厚さとレベルの高さには驚かされます。

宮原選手はSP、FS合わせて10個のトリプル・ジャンプのうち9個がUR判定を取られ、FSでは
LzとFの両方でe判定を受けました。残念な結果ではありますが、ジャンプは難度だけでなく
精度や質も大事ですし、回転不足は遅かれ早かれ本人が乗り越えなければならない壁でし
ょうから、シニアに上がる前に技術を見直す機会が持てて良かったのではないかと思います。
ただ、宮原選手はもともと左利きで逆回転でジャンプを跳んでいたところ、2年かけて順回転
に矯正したとのこと。お箸や鉛筆の持ち手の矯正とは違ってスポーツですし、悪影響はない
のだろうか…とふと思いました。そういえば、コストナー選手もシズニー選手も逆回転ですね。

さて、日本にとっては将来に少々不安を残す大会となりました。
役者の揃った現在のシニアが特別と言ってしまえばそれまでなのですが、男子は羽生結弦
選手以降、女子は村上佳菜子選手以降、若手が順調に育っていないようで気になります。
また、今後はシングルだけでなく、ぜひともペアとアイスダンスの強化にも期待したいです。

2013年3月8日追記:
宮原選手のコーチでもある田村岳斗氏による「世界ジュニアの女子シングル テクニカルパネル
判定について」という記事を読みました。宮原選手のジャンプに対する判定に納得がいかない
ようですが、正直、宮原選手のジャンプは技術的な見直しが必要だと思います。
また、「グレーゾーンのジャンプは全て認定すべき」との主張のようですが、個人的に、現在の
判定方法は改善の余地大だと思います。緩いジャッジで恩恵を受ける可能性があるのはグレ
ーゾーンのジャンプを跳ぶ選手達ですから、結果として、正確な技術に対する相対的な評価が
下がることになるのではないかと危惧します。私的には、不十分な技術による高難度技(その
時点で既に幾分か実質的な難度は下がっているのでは?)にはあまり感動できません。
田村氏に対しては、習い事の発表会ではなくスポーツの競技会なのですから、「感傷的になっ
て何寝ぼけたことを言ってるの」という感じです。宮原選手にしてみれば、いい迷惑でしょうね。

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